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映画:NYメトロポリタンオペラ「オリー伯爵」

Photo 平成23年5月7日(土)10:00~13:00に新宿ピカデリーで「オリー伯爵」を観た(左の写真は修道女に変装したオリー伯爵。主演のF.D.フローレス。METライブビューイングより)。
ロッシーニが1幕の「ランスへの旅」を拡大改定して2幕ものにしたもので、イタリアの曲調にフランスのコミックをとり入れた作品とのこと。
METでは初公演だそうで、その理由としてコロラトウーラ歌手が3人必要だが、今まで3人を集められなかったからだそうだ。
今回はオリー伯爵役にF.D.フローレス(テノール)、女伯爵アデルにD.ダムラウ(ソプラノ)、オリー伯爵の小姓イゾリエ(男だが女性が演じる)にJ.デイドナートと3人が揃ったからだとのこと。
オリー伯爵の友人ランボーにS.デグー(バリトン)、養育係にM.ペルトウージ(バス)、アデルの世話人ラゴンド夫人にS.レーズマーク(メゾ・ソプラノ)などのキャストだった。
物語は恋を諦め城を守る決心をしているアデルの悩み、アデルに手を出そうと駆け引きする女たらしのオリー伯爵、アデルに恋をするイゾリエの3人の間の騙し合いがメインだ。
圧巻はアデルの部屋にやってきたオリー伯爵をイゾリエが女になりすましてアデルとともにベットでオリー伯爵を騙す場面だった。笑っちゃう場面だった。
その他にも大人のコミックで「クスツ」と笑ってしまう場面が随所にあり面白かった。
笑いを誘う場面でのテンポの早いリズミカルな曲、真面目に自分の気持ちを歌うアリアでのしっとりとした曲と音楽面でも楽しめた。
D.ダムラウのアリア「悲しみに苛まれて」、F.D.フローレスのアリア「また恋をせよ」やS.デグー、M.ペルトウージ、S.レーズマークなども加えた7重奏などに聞き惚れた。
主役の3人は早いテンポで高音を歌い素晴らしかった。コロラトウーラとはこういうことかと解ったような気がした。
なお、F.D.フローレスは公演の日の12:25に出産に立ち会い13:00から出演したと言っていた。前の日はほとんど寝ていなかったそうだ。それでも疲れた様子も無く演じきった。やはりプロだなと思った。
なお、D.ダムラウは6月の日本公演で「ランメルモールのルチア」のルチア役をやるので、どんなルチアになるか楽しみだ。特に最近観たN.デセイのルチアとの違いに興味がある。

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コメント

私も昨日見に行きました。余り上演回数が多くないことは知っていましたが、入場前にすでに券が完売、いささかびっくりしました。フローレスは「連隊の娘」「セヴィリア」以来ですが、絶好調な歌声に疲れを知らぬフローレスに脱帽。ロッシーニの音楽は耳に快く、楽しめます。が、やや繰り返しが多いことがやや冗長に流れやすくないでしょうかね。昨日改めてそのことが分かりました。しかし、演出が素晴らしく、大人の笑い?が随所にちりばめられ、楽しめました。蛇足ですが、映画館で配布されたパンフには伊語上演と書いてありましたが、仏語上演ではありませんでした?もしご存知でしたら教えて下さい。では、又素晴らしい音楽との出会いを楽しみにしています。

投稿: 島津 和平 | 2011年5月 8日 (日) 10時56分

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