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「海辺のカフカ」観劇

H2455 平成24年5月5日(土)13:00~17:00(休憩時間含む)に埼玉芸術劇場で公演中の村上春樹原作、蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」を観劇した。
キャストは自称「カフカ(15歳の中学生で本姓は田村)」役に柳楽優弥、「カフカ」のアドバイザーの「カラス」役に浅場万矢(柿沢勇人の代役⇒読者から浅場万矢は「ミミ」役との指摘を受けました。柿沢勇人さん、ごめんなさい)、「カフカ」が母親と思う「佐伯」役に田中裕子、「カフカ」が身を寄せる高松の図書館司書「大島(性同一障害:身体は女性、心は男)」役に長谷川博己、「カフカ」と夜行バスで一緒となり「カフカ」が姉と呼ぶ「さくら」役に佐藤江梨子、小学生の時のきのこ狩りにより記憶障害となったらしい「ナカタ」役に木場勝己、「ナカタ」を高松まで運ぶトラック運転手の青年「星野」役に高橋 努、「星野」に売春婦を紹介し「入り口の石」の在りかを教えるカーネル・サンダーズ役に鳥山昌克などだった。
柳楽優弥は14歳の時に「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭で男優賞をとったことを覚えている。
また昨年、NHK BSの番組でハリウッドの演劇学校に単身乗り込んで苦労している映像を見ていたのでどんな演技をするか興味を持っていた。
物語の場所は中野区野方と四国の高松だ。
物語の進行が父親に反抗した「カフカ」が「世界で最もタフな15歳になる」と言って家出して高松に向かうことと三毛猫を探すことを頼まれた「ナカタ」が彫刻家である「カフカ」の父親を刺殺し「入り口の石」を探し求めて高松に向かうことが平行している。
また「ナカタ」の少年時代のフラッシュバックの場面もある。
この複雑な流れを蜷川幸雄はガラス状の透明なボックス装置を数多く入れ替えながら演出した。
美術担当は数多くコンビを組んでいる中越 司で効果的な装置をデザインしていた。
柳楽優弥は目力のある怖いイメージとはうって変わって純朴な少年を好演していた。
「カフカ」への愛と葛藤する「佐伯」役の田中裕子、最近テレビで見かけることが多い「大島」役の長谷川博己、「ナカタ」役の木場勝己、「星野」役の高橋 努の個性的な演技が印象に残った。

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コメント

5月5日の昼の部では、カラスの役は柿澤勇人さんではなくて、浅場万矢さんが代役を務めたのですか?

投稿: | 2012年5月 8日 (火) 08時55分

浅場さんはカラスではなく、ミミ役の代役ですね。女性ですから。

投稿: | 2012年5月 9日 (水) 09時38分

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