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2012年12月

蜷川幸雄「トロイアの女たち」観劇

H241216平成24年12月16日(日)13:00から池袋の東京芸術劇場プレイハウスで行われたエウリピデス作、蜷川幸雄演出の「トロイアの女」を観た。
新装なった東京芸術劇場の大ホールは音楽会で行ったので場所は解っていたが、プレイハウスは初めてだったので、地下の小ホールかと思い地下に行ったがなかった。
受付に聞いたら2階とのことで、以前にはなかった場所に出来ていた。
今回は国際プロジェクトとして出演者が日本人、ユダヤ系イスラエル人、アラブ系イスラエル人とで構成されていた。
両イスラエル人の俳優については良くわからないので省略する。
ギリシャに負けたトロイア王妃ヘカベ役に白石加代子、ギリシャのスパルタ王妃役に和央ようか、コロス(合唱舞踊団)の日本ユニットに市川夏江、山本道子、羽子田洋子、花柳妙千鶴、土井睦月子(?)が出演していた。
5人単位の3つのコロスは同じ意味のセリフを日本語、ヘブライ語、アラビア語の3ケ国語でしゃべり、日本語の翻訳が字幕に出された。
面白かったのは各国語のリズムが違い、そのためかしゃべっている時の仕草が異なっていることだった。
それと各ユニットの中せの各人の動きも違っていた。
日本ユニットの場合には皆が一体となって行動するが、ユダヤユニットの場合には各人各様の行動をとっているが繋がりは保てている感じ、アラブユニットの場合には各人各様でしかも各人勝手の行動を取っているように思えた。
言葉の違いが行動をも違えるということを感じ取ったが先入観のためなのか、役者個々人の演技力の違いだったのか。
現実の世界情勢を考えると言葉の違いが行動にいかに大きく影響しているかと感じている。
蜷川演劇に幾度となく出演している白石加代子の熱演が際立っていた。
発声(いくつもの声色)、発音(聞きとり易い)、演技とも素晴らしかった。
流石、ベテラン舞台女優だと感心した。
和央ようかはNHKの「日めくり万葉集」に出ていた時にコメントが素晴らしかったので、名前を憶えていたが演技を見たのは初めてだった。
可愛く色気のある演技をしていたが、やや発声と発音が弱かったような気がした。
カーテンコールでが白石加代子に対し観客がスタンデイングオーベーションをした。
また和央ようかのドレスの袖を首に巻いておどけた姿で退場する様子などお茶目な一面を見せていたのが印象に残った。

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東京女子大クリスマスコンサート「Messiah」

平成24年12月15日(土)17:00から杉並公会堂で行われた東京女子大学クリスマスコンサート「第58回メサイア(58th Messiah)」を聴きに行った。
マキナオフイス加藤牧菜さんの友人でソプラノ歌手の山口佳子さんが出演するので出かけた。
G.F.Händel作曲"The Messiah"だった。
指揮 中内 潔、合唱 東京女子大学クワイア、オラトリオ合唱団、男声ボランテイア、ソプラノ 山口佳子、アルト阪口直子、テノール望月哲也、バリトン萩原 潤であった。
敬虔な気分になる美しい曲、素晴らしいソリストの声、合唱団の響き渡る声に感動した。
バロック音楽と美しい歌唱により敬虔な気持ちになるとともにもうクリスマスシーズンになったのだと実感した。
山口さんの澄んだ高音、「ころころと音を震わせる」歌唱法(「ころころ」だから「コロラトウーラ」なんて思ったり)などが素晴らしかった。
歌詞が英語でイタリア語が得意な山口さんは英語も堪能だなと思い、C.L.A Thomasのオペラ「ミニヨン(Mignon)」ではフランス語で歌っていたのを思い出しながら聴いていた。
オペラ歌手は多才だなと感心して帰ってきた。

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映画:NYメトロポリタンオペラ「テンペスト」

平成24年12月10日(月)10:00~13:00頃に新宿ピカデリーでMET LIVEVIEWING「テンペスト(The Tempest)」を観た。
41歳の英国生まれのT.Adesの作曲で現代的な音楽のオペラだった。
演出は昨シーズンのMETオペラのR.WagnerのRing Cycleでコンピューターや映像技術を駆使した演出を行ったR.Lepageであった。
今回はミラノのスカラ座を舞台にした設定で、冒頭の嵐の場面ではシャンデリアを船の帆先の様に見せ、シャンデリアに掴まったダンサーをくるくる回しながら引き揚げていくことで、嵐で船が難破するイメージを作っていた。
また、幻想的な場面やご馳走の場面、仮面舞踏会の場面など見ているだけでも楽しい舞台を創出していた。
キャストはProspero役S.Keenlyside、Ariel役A.Luna、Miranda役I.Leonard、Ferdinand役A.Shraderなどで行われた。
このオペラは主役が作るというよりも出演者が纏まって作るというような作品だった。
Prospero役のS.Keenlysideはそう多くは歌わなかったが存在感があった。
妖精Ariel役のA.Lunaの超高音の迫力は凄かった。
現在、1800年代に作曲された名作オペラを観る機会が多いが、200年後にはこのオペラも名作として聴かれるのではないかと思う。

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唱歌・童謡コンサート「歌を忘れたカナリヤ」

平成24年12月9日(日)14:00からサントリーホールブルーローズで行われたソプラノと室内楽によるなつかしい日本の歌第3回「歌を忘れたカナリヤ」を聴きに行った。
主催は知り合いのオフイスマキナの加藤牧菜さんで司会も行った。
歌はソプラノの駒井ゆり子さん、演奏はフルート西田紀子さん、ヴイオラ岡 さおりさん、チエロ植木昭雄さん、ピアノ仲田淳也さんであった。
「箱根八里」から始まり「里の秋」まで懐かしい唱歌・童謡を聴き、「星の界」、「たなばたさま」、「夕焼小焼」は会場の全員で歌った。
元の会社の友人は全員で歌った曲以外でも歌詞を口ずさみながら聴き入っていた。
編曲を加藤牧菜さんのお父さんが行ったそうですが、タンゴ調の「花嫁人形」、軽快なテンポの「会津磐梯山」は聴いてて心が浮き浮きした。
加藤牧菜さんのウイットに富んだ演出としゃべりには思わず笑ってしまった。
会場の皆さんも和やかな雰囲気になったようだった。
歌の駒井ゆり子さんの澄んだソプラノに聴き入ってしまった。
また目の動きにより表情を変える様子に見惚れ流石オペラ歌手だと感心しながら聴いていた。
「かわいいさかなやさん」では演奏者がそれぞれの楽器を使って、豆腐売りや納豆売りなどの音を演奏し楽しませてくれた。
とにかく楽しいコンサートであった。

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サイレントコメデイー「がーまるちょば」公演

H241128 平成24年11月28日(水)13:00から天王洲の銀河劇場で公演中のサイレントコメデイー「がーまるちょば(GAMARJOBAT:グルジア語でこんにちはの意味とのこと)」を観た。
娘からの結婚記念日のプレゼントとして天王洲アイルのフレンチレストラン「シェモア」で昼食をとり、その後に「がーまるちょば」を観た。
正直、「がーまるちょば」という芸人デユオは全く知らなかった。
娘から中国公演でのYOUTUBE(http://www.youtube.com/watch?v=gBrmmjcGsQ8)を観ておくようにと言われ、何か面白い芸人たちだなと思った程度だった。
H241128_2 会場入り口には久本雅美からの花束などが飾ってあった。
開幕すると「赤いモヒカン髪型のケッチ」と「黄色いモヒカン髪型のヒロポン」が登場した。
擬声とゼスチャー、音楽とゼスチャー、手品の種明かしなどにより笑いをとるコメデイーだった。
なにせ言葉でない声や音とゼスチャーで笑わせるのだから、言葉の障壁がなく国際的に通用するコメデイーだ。
実際に海外での公演が多いとのことだが頷ける。
笑いにより客の心をとらえ、客に拍手とかウエーブを求め、客もよろこんでやるといった演技者と客が一体となったショーだった。
気分のすぐれない人、不満がたまっている人などにお勧めしたい。
笑って気分をすっきりしようよ。

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全国介護相談活動報告会

H241127 平成24年11月27日(火)13:00~17:30に「平成24年度全国介護相談活動事例報告会」に出席した。
参加者数は700名前後のようだった。
来賓挨拶で厚労省老健局長の原 勝則 氏(今年の9月に就任)から、今後、新しい施策である居宅サービスの努力義務、地域包括ケア、権利擁護の推進に力を入れるとの話があった。
その後、5期10年以上の永年活動者224名の表彰が行われた。
川口市からは元の会社のOBで営業の小野猛四郎さん(11年間)と女性1名が表彰された。
基調講演は公益財団法人さわやか福祉財団理事長の堀田 力 
氏から介護の理念や目的、基準となる「尊厳の保持(人間として暮らせることとその人らしい行動を支える)」と「自立支援(自分で出来ることを支援する)」についての話があった。
パネルデイスカッションでは特養を主に「多床室型」から「個室ユニット型」への移行状況と移行阻害要因や地域社会との共同方式などが議論された。
厚労省老健局高齢者支援課長の深澤典宏 氏から現状と今後の方向性についての説明があった。
やむをえない場合には「多床室型」も認めるが、「個室ユニット化」を推進することが望ましいと通達しているが、例外として「多床室型」も認める条例を作成した自治体が多い。
そのため、平成26年までに特養入所者の70%以上を「個室ユニット型」に移行する目標を達成することは難しい状況とのこと(現状は25%位)。
課題としては「介護報酬の改定と利用者の負担軽減を行っていること」が十分に理解されていないので周知策が必要とのこと。
札幌市介護保険担当部長の館石宗隆 氏からは、札幌市の条令は「個室ユニット型」のみにして推進しているとの話があった(「個室ユニット型」の定員数の比率がH23年27%⇒H24年34%)と「個室ユニット型」が増加)。
事業者側からは平成園施設長の栗林孝得 氏から自称「既存改修型ユニット」による対応や地域包括支援の必要性などの話があった。
こぶし園総合施設長の小山 剛 氏からは施設の「サテライト」化による対応状況や「地域社会がひとつの施設・病院」という今後のあるべき姿の話や在宅の24時間、365日の介護看護、3食365日の配食の実施事例の話が合った。
厚労省老健局高齢者支援課課長補佐の懸上忠寿 氏からは「介護相談員派遣事業のこれから」として相談員派遣事業を充実する必要のある県に対し説明会およびトップセミナーを実施していくとの話があった。
なお、会合のタイトルにあった「介護相談活動事例」に期待して参加したが、来年度にまとめるとのことだったので残念だった。

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