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2015年3月

ルーヴル美術館展鑑賞

Photo平成27年3月23日(月)に 国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展」を観に行った。

多くの美術館は月曜日が休館なので、火曜日が休館日の月曜日は空いているだろうと思って、前売り券を買わずに向かった。
8:00に家を出て9:00過ぎに乃木坂駅についた。
ところが美術館直通の扉が開くのは9:30だった。これが誤算の一つ目だった。
9:30過ぎに切符売り場に並んだが、すでに10人位が並んでいた。
ところが発売開始が開館と同じ10:00であった。これが第二の誤算だった。
その間に、前売り券を持っている人がどんどん入館し列を作っていた。切符を買って入館の列に並んだ時には100人位の行列になっていた。
入館後も大勢の人が入ってきて月曜日でも結構混んできた。第三番目の誤算だった。
今回の展示は風俗画が主体で古代のオストラコン(陶片)に書かれた絵から始まり、自画像、風景画、静物画、人々の日常生活の絵、アトリエの画家を描いた絵など約90点が展示されていた。
私の目当てはヨハネス・フエルメールの日本での初展示の「天文学者」だった[写真は平成24年5月に開催された「フエルメール光の王国」で展示された「リ・クリエイト」(描かれた当時の色彩と思われる色で作成した作品)作品の写真]。
本物は「リ・クリエイト」と比べると左からの光が弱く、陰の部分が暗くなっていた。
また、衣の色も暗い緑がかった青色だった。
年月による退色なのか、「リ・クリエイト」が色を出せなかったのか。
その他の作品では占い師と仲間のスリがグルになってスリを行っている絵や物乞いの絵、トランプ遊びの絵などが夫々複数枚展示されていた。
当時の世相を垣間見られ面白かった。
印象に残った絵はクエンテイン・マセイスの「両替商とその妻」、パルトロメ・エステバン・ムリーリョ「物乞いの少年(蚤をとる少年)」、ニコラ・レニエ「女占い師」、ジャン=バテイスト・グルーズ「割れた水瓶」、テイツイアーノ・ヴエチエッリオ「鏡の前の女」、フランソワーズ・ブーシェ「オダリスク」(「オスマン帝国後宮の女奴隷」を主題とする絵)であった。
「オダリスク」は女性がベットにうつ伏せになって白い豊かな腰を丸出しにした絵で官能を超えて目をそむけたいような絵であった。
それだけ印象に残った絵であった。

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映画:NYメトロポリタンオペラ「ホフマン物語」

新宿ピカエリーでMET LIVE VIEWING、オフエヘンバック作曲「ホフマン物語」を観た。

指揮はカナダ生まれのイーヴ・アベル、演出は5年前のMETで「ホフマン物語」を演出したバートレット・シャー、タイトルロールは人気上昇中のテナー、ヴイットリオ・グリゴーロ(4月5日、10日に日本で初リサイタルやる)、ミューズ/ニクラウス役はケイト・リンジー、オランピア役はエリン・モーリー、ステラ/アントニア役はヒブラ・ゲルツマー、ジュリエッタ役はクリステイン・ライス、4人の悪役はトーマス・ハンプソンなどだった。
「ホフマン物語」は5年前のMETや昨年のLyon(大野和士指揮、オーチャードホール)などを観ているが、今回のキャストは初めてだった。
ストーリーはホフマンが一幕でのオランピア(機械人間)、二幕でのアントニア(病弱な歌姫)、三幕でのジュリエッタ(高級娼婦)と個性の違う女性に恋をするが、破れてしまった経緯を告白する。
また好意を抱いたステラ(人気歌手)にも上記3人の個性が混在していて、結局は捨てられてしまい、自暴自棄になるが芸術の神ミューズにより詩人の道に導かれるというもの。
エンデイングで「恋は人を育てる、涙はより育てる」というような歌があったが、失恋を糧にして新しい人生に進めと言っているのだろう。
今回の演出では恋の陶酔感を出すためにタイツ姿のダンサーが随所に登場しエロチックな場面を造っていた(恋は盲目になり欲望に溺れると言うことか)。
グリゴーロは歌唱は無論、容姿も良く人気があるのが頷けた。
モーリーは可愛らしく「キーキー」と聞こえるような高音(Aフラットとか)と音域が広いこと、機械人間のぎこちない動きの演技が印象に残った。
三幕の有名な「舟歌」は好きな曲の一つだが、リンジーとライスの二重唱が素晴らしかった。

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