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MET Nightly OPERA 「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「道化師」

5月11日(月)にMET ピエトロ・マスカーニ作曲 「カヴァレア・ルスティカーナ」/レオン・カヴァッロ作曲「道化師」(2015. 4.25公演)」、(日本時間2020.5.11 8:30~ Nightly Opera Streamの無料でのNET 配信)を観た。イタリア語で字幕は英語。指揮:Fabio Luisi(ファビオ・ルイージ)、演出:Davit Mcvicar(デイヴィッド・マクヴィカー)。この2作品はヴェリズモ(真実)オペラの草分け的作品で世の中の出来事をオペラ化したもの(今回の2作品は殺人)。

(1)「カヴァレア・ルスティカーナ(田舎の騎士道の意味)」

SanTuzza(アルフィオの妻サントウッツア):Eva-Maria Westbroek(エヴァ=マリア・ウエストブル ック)、Turidda(サントウッツアの夫トウリッドラ):Marcelo Alvarez(マルセロ・アルヴァレス)、Alfio(ローラの夫アルフィオ):George Gagnidze(ジョージ・ギャグニッザ)、Lola(アルフィオの妻):Ginger Costa-Jackson(ジンジャー・コスタ ジャックソン)、Mamma Lucia(トウリッドラの母):Jane Bunner(ジェーン・バナー)、Peasant Woman(田舎の夫人):Andrea Coleman(アンドレア・コールマン)。

物語はトウリッドラが友人のアルフィオの妻ローラと寄りを戻し、家にも帰らないことを悩んだサントウッツアがアルフィオに事実を伝える。
怒ったアルフィオによってトウリッドラが殺される悲劇。美しく静かな音楽で始まり、リズミカルなお祭りのような音楽になる。サントウッツアがトウリッドラの母にトウリッドラが家に帰って来ないので知らないかと尋ねるアリア「ママも知るとおり」、トウリッドラとサントウッツアが激しく口論する二重唱「ここにいたのか」、サントウッツアがアルフィオに夫とローラの関係を話す二重唱、サントウッツアの心情を表す超有名な曲、荒れたトウリッドラがワインを飲み、自分が帰ってこなかったら「サントウッツアの母になって」と歌う「母さん、この酒強いね」など素晴らし曲であった。
(2)道化師

Canio(道化師カニオ):Marcelo Alvarez(マルセロ・アルヴァレス)、Nedda(カニオの妻ネッダ):Patrica Racette(パトリシア・ラセット)、Tonio(ネッダに横恋慕するトニオ):George Gagnidze(ジョージ・ギャグニッザ)、Silvio(ネッダの恋人シルビオ):Lucas Meachen(ルーカス・メッツエン)、Beppo(ベポ):Andrew Stenson(アンドリュー・ステンソン)、Villagers(村人):Daniel Peretto(ダニエル・ペレト)、Jeremy Little(ジェレミ・リトル)。
物語は旅劇団の道化師カニオの妻のネッダは村の青年シルビオと恋仲になっている。ネッダに迫るが拒絶されたトニオは仕返しにカニオにネッダとシルビオの密会の現場を見させる。カニオは傷つくが開幕のために道化の衣装をまとい、舞台に立つ。劇中劇の舞台はまさに自分が関わっている三角関係の同じ物語のため、当初は冷静だったがだんだん熱くなり現実と舞台の区別がつかなくなり、ネッダとシルビオを刺してしまうという愛憎劇。第一幕のネッダが自由に大空を飛ぶ鳥を羨む「鳥の歌」、第二幕の冒頭の美しく綺麗な超有名曲、カニオが道化の衣装を身に着ける「衣装をつけろ」、カニオが自分の現状を悔いて「恥とか誇り」を持つことを意識する「もう道化師じゃない」など心に染みる曲であった。

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